小川原 良征(享年70才)氏が祖母にひ孫を見せてやりたいとの想いから名付けられました。
ひこ孫を冠した商品は、すべて蔵で三年以上熟成してから出荷されています。ひこ孫の入り口でもある「ひこ孫 純米清酒」は、阿波山田錦を55%まで磨いています。
阿波山田錦は1989年に元大阪国税局鑑定官栽培の永谷氏の指導の下、低農薬と肥料を抑えることにより、余分な栄養素が無く日本酒を造りに相応しい酒米に出来上がりました。
小河原氏は、この酒米を応援していて平成九年の長雨で品質が落ちた際に「自然を相手にする農家のご苦労はよくわかってます。値段を下げず昨年と同価格で取引しましょう。」と他の蔵もまとめてくれたそうです。
それに対してJA阿波の責任者は、「こんなに大事にしてくれる蔵元さんがいるんだから、もっともっと良い米を作らねば」と毎年造りが終ったころ神亀酒造を訪れ今年の出来について率直に意見交換するそうです。
冷酒で飲んでも濃厚で柔らかなしっかりとした味わいがありますが、やはりお燗で飲んで頂きたい!特に濃い味付けの料理やブルーチーズなど食事と一緒にお燗でお召し上がりください。